果実しか食べないという中野瑞樹さんについて

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こんな質問が・・・

果物だけで何年も生活されてる中野瑞樹さんの事はどう考えますか?
普通に考えれば栄養が足りないはずですが、検査値に異常も無く健康なようですが

この問題については個人の一例であり、科学的検証は不可能ということで、あくまで個人的見解で恐縮ですが僕の考えを述べてみます。

中野瑞樹さんとは

ツイッターのプロフィールによると、元東大教員で、「体を張るフルーツ活動家」。

●中野瑞樹 プロフィール
・京都大学農学部卒(農学修士)
・元東京大学教員(工学部)
・元アメリカ国立 海洋大気庁 客員研究員
・国際フルーツ協会 代表
・和歌山県出身
・大阪府在住

ブログより

2009年9月から、フルーツを食べ過ぎたらどうなるのかなど、フルーツの効果を身を以て調べるべく、フルーツ中心に果実だけの食生活実験を始める。

参照

マツコの知らない世界に2回出演したそうで。

まず、前提ですが。中野さんは「果物」ではなく「果実」のみの摂取のようですね。リンゴやミカンのような果物果実だけでなく、茄子やトマト、胡瓜なども野菜果実です。中野さんのインスタを見ると去年にアボカドやトマトを食べてるみたいです。

キラ☆ふる丼 ♪

中野瑞樹さん(@fruit.mizuki)がシェアした投稿 –

果実の他は塩のみで、水やお茶ですら摂らないそう。

2016年のブログ記事によると

●食べているもの
①フルーツ
樹系:ミカン、リンゴ、ナシ、モモ、ブドウ、レモンなど
草系:イチゴ、メロン、スイカなど

②フルーツ以外の果物
樹系:アボカド(2014年10月~)、クリ(2015年3月~)、カシューナッツ・ピスタチオ(2016年3月~)
加工品:梅干し(塩だけのもの)
※カシューナッツなどのナッツ(堅果)類は食べていました。6年目に入った2014年9月27日を機に止めましたが、(2016年3月から、クリを減らし、カシューナッツ・ピスタチオを再開)お腹が重いなと感じていたからです。代りに脂質・食物繊維豊富なアボカドを毎日食べ始めましたが、冬は例年以上に痩せたので、2015年3月からクリ(焼き栗)を食べています。

③果実野菜(果菜類)
生:トマト、オクラ、ピーマンなど
加工品:ぬか漬(キュウリ、ナス、ゴーヤ、トウガラシなど)

※ぬかは、コメの実にあたります

④果実系調味料
胡椒、山椒、一味etc (ほぼ胡椒のみ)
果実系油:オリーブ油、ココナッツオイル

※もともと果実系油は極まれにしか摂取しません。冬に脂質補給のため摂取することがあります)

⑤フルーツジュース
生搾りフレッシュジュース、ストレートジュース

※生フルーツを食べているので、ジュースはほとんど飲みません。
戸外での打合せなどの時か、柑橘類を大量に頂いた時くらいです。
また氷は絶対入れません
100%濃縮還元ジュースは、果実由来以外の水分が入っているので、2013年5月からは摂取していません。

●基本、生食
現在は、クリ(焼き栗)を除き生食です。

●中野瑞樹の食歴
・肉断ち:2006年3月~
・穀断ち:2009年9月28日~ (穀類・豆類)
・水断ち:2009年9月28日~ (生フルーツジュースなどは除く)
・酒断ち:2009年9月28日~
・菜断ち:2009年9月28日~ (果実野菜は除く)
・火の物断ち:2011年3月27日~(加熱調理をやめる。それまで果実野菜を果実系油で炒めていた)

※種実は食べたり食べなかったりです。
・ナッツ断ち:2014年9月28日~2016年7月 (種実類としてクリは摂取。2015年3月~)

フルータリアン(果実食主義)という言葉の定義が曖昧なため、中野さんご自身はフルータリアンとは言わず「フルーツ活動家」や「果食系男子」、またフルーツが好きでたくさん食べる人という意味合いで「スーパーフルーター」などと名乗っているようです。

オイルやトマトなどを摂っており、それなりにバランスが良さそうにも見える。それでも、ベジタリアンなどに共通する肉を食べないことによるビタミンB12欠乏などの問題があり、コメントでおっしゃられるように単純な栄養学に基づくと不健康に見えます。

2つの可能性

では、なぜ健康でいられるのか?
そこから考えられるのは2つの可能性です。

不健康説

1つは数字には表れないが、現状が健康でないということです。

ニュースベースではありますが、マクドナルドのチキンナゲットしか食べなかった女の子が15年ほどで栄養失調で病院に運ばれたという例があります。
この話は裏側から見ると、人間の体はかなり変化に強く、カロリーさえとれていればそれなりに生きられるということです。チキンナゲットだけで15年も生きていけるということは衝撃的。
(「子供で生命力強いからだろうな。歳とってからだとすぐ体壊しそう。」と思ったけども、世界的投資家のウォーレンバフェットが超偏食なのに87才で元気なのを思い出し撤回。強靭な遺伝子という例外もあるんだよね。)

果実であれば、不健康な加工食材を避けながら、カロリーもとれているのでそこまでひどくないとも考えられます。

ただ、現状中野さんは既に8年ほど果実だけの生活をして、精力的に活動していることから健康でないというのは可能性として低いと思います。
ベジタリアンなどでうまくいってない人はメンタルから崩していくことが多いので。

適合説

もう1つは、もし中野さんが現在健康であると仮定すると、その理由は体の適応反応だと思います。

先住民族などでイモ中心の生活をしていたり、偏った食生活の文化圏はあります。このような人たちは遺伝子や腸内環境が私たちとは違うと考えられます。
昔の人類はビタミンCを合成できていたという話もあることから、本来的な遺伝子等の環境適応能力は思っている以上にあるのではないでしょうか。

中野さん自身も腸内環境の変化により、窒素から体内でタンパク質を合成できる腸内細菌が出てきたという趣旨のことを言ってますね。

ユウバクテリウムという腸内細菌で、これは先住民族でも検出されたという話があります。ただ、たんぱく源として代替のものを食べている可能性もあるのではっきりとはしていないところではあります。

パプアニューギニア高地人は一日4.5gのたんぱく質しか摂取しないのに日本人と体格が変わらないという。この人々の腸内細菌には、日本人などの通常の人においては排泄してしまう窒素化合物をアミノ酸に資化する菌、ユウバクテリウム(バクテロイデス)が多く、低たんぱく質で体内たんぱくが欠乏しないようになっている。

これら腸内細菌が空中窒素を固定してタンパク質を合成している可能性が強くなったが、一方で彼らは昆虫類を隠れて摂取しているという観察もあり、摂取窒素量の見逃しも疑われているので、今後確固とした証明がなされるべきである。

参考 栄養学のメモと活用

趣味のトライアスロンでの話ですが、運動中に糖質などエネルギーを摂りまくる人もいる一方で、ほとんど摂らないという人もいます。エネルギーを摂る人は運動しながら消化吸収する能力が向上しており、摂らない人は体内のエネルギー効率がすさまじく高いです。
このことからも、どのような生活をするかで人体は変化するものと思っています。

まとめ

たしかに果実だけで健康に過ごしている人がいるということは荒唐無稽とまでは言えない。
けれども、今まで通常の食生活をしている人が果実だけの食事に変えたからといって健康になるかは怪しい。
体が適用できない人のほうが多いのではないか?

中野さん自身も果実生活6年目から腸内環境が変わっているようであるし、そこまで継続できるのか?もし中野さんの遺伝子が特別だったら?
と疑問がわく。

ただ、中野さんの人体実験がうまくいき、未来は果実しか食べないというのが主流になる可能性はある。やられてる活動はすごいことだとは思う。
だけど、まだ確実でない事柄なのでおすすめはできない。

中野さん自身も、人体実験として始めており、死ぬ覚悟でやったと言っているし、無理はやめようとブログでもおっしゃられている。
リスクを避ける意味でも、科学的検証がない特異なものは避けるべきだろう。

ただ、果実自体は体には良いので、今までのお菓子を置き換えたりすれば健康になることは間違いないだろう。まったく果物を食べる習慣のない人は濃縮還元でなくストレートのフルーツジュースなどからスタートがいいのでは。

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2 件のコメント

  • 8歳の時から10年以上、インスタント麺以外を一切口にしなかったイギリスの女性の記事を見たこともあります。
    健康診断結果は最悪だったそうですが・・・でも、彼女の例を見るに人間はカロリーさえ足りてれば、必須栄養素が不足しても以外と長く生存できてしまうのかもしれませんね

    • その話は初めて聞きましたが、驚きですね。
      不健康な食事で生きている人を見ると人間の頑丈さに感動すら覚えます(笑)。

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