こんにちは、パーソナルトレーナーのひろです。
今回の記事ではダイエットとスパイスの関係についてお話します。
結論から言うと、スパイスはダイエットにも健康にも良いものが多いです。
特にダイエット効果が認めらているのが生姜とシナモン。
また、それ以外のスパイスも使い方によっては減量に役立ちます。
科学的にダイエット効果がある2大スパイス
生姜(ジンジャー)
生姜は体が温まる、風邪に効くといったイメージがありますよね。
実はそれ以外にもダイエット・抗酸化作用・血糖値や血圧などを改善するという多くのメリットを持っています。
(参考:Beneficial effects of ginger Zingiber officinale Roscoe on obesity and metabolic syndrome: a review)
ラットを使った実験で脂肪燃焼効果が認められただけでなく、人を対象とした実験でも体重の減少などの効果を上げています。
食欲も抑える効果もあり、ダイエットにはまず生姜を試すのがいいですね。
人によって効果のばらつきが見られますが、健康に良いのでやって損はありません。
量に関しては1日1〜2gを続けていくのがダイエット成功の秘訣です。
多くても「1日3〜4gまで。妊娠中の方は1gまで。」にしておきましょう。
(参考:What Are the Benefits and Side Effects of Ginger Water?)
豚の生姜焼きや、すりおろした生姜をお湯や紅茶に入れて飲んでみるのがいいですね。
シナモン(肉桂、ニッキ)
シナモンには健康やダイエットというイメージはなく、お菓子などの香り付けといった印象かもしれません。
しかし、シナモンは最古のスパイスと言われ、古代ギリシャでは薬として使われていました。
科学的な研究などから見ても、優れたスパイスの1つです。
その効果として、体重の減少、代謝のアップ、血糖値を下げる、食欲抑制などがあります。
注意してほしいのはクマリンという成分が含まれている点です。
クマリンは肝臓にダメージを与えたり、動物実験レベルですがガンのリスクが高まる可能性があります。
クマリンはセイロンシナモンには少ないので、セイロンシナモンを選びましょう。
セイロンシナモンであればクマリンの摂取許容量を超すには数百グラム必要で、まず問題ありません。
1日の量はこちらも2g程度、小さじ1杯程度にしましょう。
その他のスパイスについて
その他のスパイスについてはダイエット効果などがはっきり研究で出ているわけではありませんが、体の炎症を止めたり、肉を高温調理した際の発がん性リスクを下げる効果が期待できます。
ただ、スパイスの直接の効果ではないですが、減塩と合わせることでダイエット効果を出すことができます。
塩は食欲を暴走させる効果があり、むくみの原因にもなります。
単に塩を減らすとツライので、胡椒やナツメグ、ガラムマサラなんかで味を調整できれば減塩につながり、結果的にダイエット効果が出てきます。
注意してほしいのはトウガラシとカレーです。
トウガラシはカプサイシンという成分が入っており、ダイエットに効く定番の商品と言われていますが、減量効果があるかはっきりしていません。
たしかに脂肪を燃焼するのですが、効果が小さすぎて意味がないという指摘があります。
脂肪燃焼といっても1ミリグラムとかだと意味ないですよね。
また、カレーはスパイスが入っている点がいいのですが、主な材料がサラダ油と小麦粉なので、ダイエットには最悪です。
栄養価がまったくなく、酸化した油で体に炎症を起こします。
まとめ
ダイエットには生姜とシナモンをそれぞれ1日2gずつ摂取しましょう。
それ以外にもお肉を焼くときに、胡椒、ナツメグなどを使い、塩を減らすようにすれば食べる量を減らさずに自然とダイエットができます。
この記事が参考になれば幸いです。
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